こんばんは、うららです。
今回は、妊娠糖尿病と診断された私が体験した3泊4日の検査入院の内容や食事についてご紹介します。
妊娠糖尿病の検査入院を控えている妊婦さんはもちろんですが、食事内容については健康的な食事を意識されている方にも参考になる箇所があると思いますので、ぜひご一読ください^^
検査入院の概要
私の通院していた病院では3泊4日の検査入院でした。検査では、以下の食事を摂取し、食事の前後の血糖値を測定することで血糖の上昇具合を確認します。
- 1日目:1760kcal 3回食
- 2日目:1760kcal 3回食
- 3日目:1800kcal 分割6回食
- 4日目:1800kcal 分割6回食
「1760Kcal 3回食」は、朝食・昼食・夕食の3回で1760Kcalを摂取する食事で、「1800Kcal 分割6回食」は朝食・間食・昼食・間食・夕食・夜食の計6回で1800Kcalを摂取する食事を指します。
妊娠糖尿病の妊婦さんは、食後の血糖値上昇を抑えるために、1食あたりの摂取カロリーを少なくして食事の回数を増やすんだそうです。一度に摂取するカロリーの量が多いほど、血糖値がガツンと上がりやすくなるということですね。
3回食で血糖値が基準超えしてしまったとしても分割食で血糖値が基準値内にコントロールできれば、食事療法でいける、という判断になります。
なんとか食事療法でいきたいところ。。
1日のスケジュール
さて、検査入院のスケジュールはこちらです。ちなみにこれは入院2日目のスケジュールです。1日目は入院手続きなどをして昼食前の採血から開始、最終日は朝食後の採血まで実施し栄養指導などを受けてから退院になります。
就寝時間が遅いのは、いつものリズムなのでしかたないですね。笑
急に22時には寝られませんでした。
赤ちゃんの状態を逐一チェック
まず、検査については、普段の妊婦健診ではこんなに赤ちゃんの状態を確認することはないだろう、というくらい、1日に何度も確認されます。午前中はNST、食後は腹部エコーで確認です。これに関しては、普段よりも赤ちゃんが健康かどうか確認できてよかったなぁと思います。
食前食後、1日7回の採血
注目していただきたいのは採血。食前食後にしっかり注射でえらい量を抜かれます;;
そして、就寝前にもトドメの一発をくらいます。
病院によっては指先に針を刺して血を少量採取するだけのところもあるそうなのですが、、この病院ではそうではなかったようです。そんなに血が必要なのか?!
この日は入院初日で昼食からだったので朝食前後の採血がありませんでしたが、これをあと4日も続けるのかと思うと気が遠くなりました。。
注射そんなに苦手ではないのですが、同じところらへんをブスブス刺すので、さすがに痛いのです。つら。。
その他の時間はものすごく暇
また、検査入院時は食事による血糖コントロールが可能かどうかを調べるため、基本的に動いてはいけないと言われます。 動いてしまうと、運動によって血糖が下がっている可能性も出てきてしまいますからね。
そのため、食事とトイレ、シャワーの時間以外は非常に暇です。ずっとベッドに横たわっています。病院内をお散歩するのもNGです。
検査入院を控えている方は暇つぶしグッズを持っていくことを強くおすすめします。
ちなみに私はFP3級の資格試験本を持っていきましたが、ほとんどゲームしかしませんでした(えっ)
食事の内容(1760kcal 3回食)
この3回食は通常の妊婦さんが食べるとよいとされている量の食事です。病院食なのでとても健康に気を遣われた、考えられた食事でした。では、その特徴をお話します。
白米(主食)の量が多い
これは本当に驚きましたが、白米の量が多かったです。180gのごはんを出されます。妊婦さんってこんなに食べていいんだぁって思うくらいの量です。
私は食いしん坊なので、普通に完食できましたが。。
これで血糖あがらないようにするなんて至難の業では、、と思ってしまいました。
主菜は少なめだが意外と薄味ではない
ここでお伝えしたいのは、主菜の量が非常に少ないことです。お肉もお魚も、これだけ?!と思う量です。こんなもんじゃ食いしん坊のうららには物足りません。。
管理栄養士さんによれば、普通の人でも主菜は食べすぎていることが多く、太る原因になっているんだそうです。炭水化物ダイエットや糖質ダイエットがあるくらいですから炭水化物の量を減らすのがダイエットに効果的であるのは事実ですが、意外と主菜の量や味付けを見直すだけでも痩せていくことが多いのだそう。
実際、これは本当に驚きなのですが、この検査入院では3泊4日食っちゃ寝しかしていなくて、食事もいつもよりも多かったのにも関わらず、なんと体重が2kgも落ちていました。白米の量がそれなりにあっても、主菜の量や味付けを見直すだけでこんなに変わるものなのかと驚いた次第です。
副菜は品数が多いです。主菜も副菜も、味付けに関しては思いのほか薄味ではなかったです。病院食って薄味のイメージだったけど。。普段の自分の料理がそんなに濃い味付けをしていなかったからそう感じたのかもしれませんね。個人差があると思います。
あと、朝食以外はフルーツが付いていました。
↓入院1日目の昼食&夕食
↓入院2日目の朝食&昼食&夕食
食事の内容(1800kcal 6回食)
この食事が、食事療法に適しているとされる食事です。そのため、妊娠糖尿病の方でインスリン注射まで必要のない人はこのような食事を毎日摂取する必要があります。
朝昼晩でそれぞれ500kcalずつ、間食で100kcalずつ摂取してトータル1800kcalを摂取します。
7:30 朝食(500kcal)
10:00 間食(100kcal)
12:00 昼食(500kcal)
15:00 間食(100kcal)
18:00 夕食(500kcal)
20:00 夜食(100kcal)
→計1800kcal
ちなみに、分食ダイエットも摂取カロリーが違うだけでやり方は同様です。
今回は妊婦さんが摂取すべき1日の総カロリーを元に分食していますが、それぞれの性別や年齢に合わせた1日の摂取カロリーを4回以上に分割すれば分食ダイエットになります。ただ、分割の回数は人によって違うようです。
血糖値が一度に急上昇すると太る原因にもなるので、分食することで急上昇を抑えて太りにくくする、という考え方が分食ダイエットですね。
【参考サイト】
続いて、食事の内容をご紹介します。
白米(主食)の量は控えめだが、思ったほどではない
血糖値を抑えるための食事。当然炭水化物は劇的に少なくなるものかと思っていましたが、想像よりは多かったです。140gで普段食べている量よりもちょっと少ないくらい。それなりに満足感はあります。
これは、妊婦さんは栄養バランスを踏まえて炭水化物をある程度摂取する必要があるからだそうです。
おかずの量は変わらないが果物が減る
おかずの量は3回食と変わりませんでした。元々の量が少ないからこれ以上減らしようがないのかもしれませんね。笑
糖分を多く含むフルーツは減りました。いままであった食後のフルーツがなくなると、なんだか寂しい。。
間食は意外にもお菓子系(本当は主食系を食べるのが好ましい)
これには裏事情があります。管理栄養士さんとしては、間食も主食系(白米やパンなど)を食べてほしいそうですが、病院の事情としてお菓子を出さざるを得ないんだそう。
病院では朝昼晩の3食を作っていますが、間食分も別で作るとなると手間がかかるし、朝昼晩にそれぞれ作り置きをすると衛生面で心配になります。そのため、病院としては提供できず、結果としてきちんとパッケージされたお菓子系を出しているのだそう。
SOYJOYとかでもよさそうですけどね。高いのかな。お家で栄養管理する際の間食はSOYJOYでもよいとおっしゃっていました。
↓入院3日目の朝&昼&晩と間食
朝食に乗っかっているニューマクトンビスキー(砂糖不使用のレモンビスケット)は10時に食べる間食用です。何も言われなかったのでこのときは朝食時に食べてしまいました。
説明してくれや・∀・
また、写真を撮り忘れましたが、この日の夜の間食は小さなミルクパン(3cm×3cm×2cmくらい)と牛乳100mlでした。
最終日は血糖値の結果発表と栄養指導
採血をされすぎて両腕がブス色になった最終日。いよいよ血糖値測定の結果発表です。私はちょくちょく血糖値が基準値超えの箇所があったものの、大幅に超えるわけではないとのことで晴れて食事療法のみでいけることになりました!
そのため、管理栄養士さんの栄養指導を受けて退院することに。
この時点で測定値が良くなかった場合は入院を延長し、検査を続けるそうです。そして測定値がそのまま良くなければインスリン注射による血糖コントロールになります。
食事療法だけで本当によかった。。
また、この記事の中でも管理栄養士さんのお話を少々交えていますが、このときの栄養指導は非常に為になったので、別記事にて紹介しています。
妊娠糖尿病でなくとも参考になる内容ですので、よろしければ併せてご覧ください!
↓栄養指導の記事
↓ 妊娠糖尿病と診断された話
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